平岡三保子の情報ページ        Hiraoka Mihoko

東大寺ミュージアム
2011年10月10日、東大寺ミュージアムが開館した。南大門をくぐって西側に昨年完成した、東大寺総合文化センターの一角である。他に図書館、収蔵庫、寺史研究所、華厳学研究所、金鐘会館(ホール)を含むコンプレックスで、ミュージアム開館をもって完全に機能する運びとなった。開館記念特別展は「奈良時代の東大寺」展。法華堂から移動した不空羂索観音と日光・月光菩薩を揃って展観できる好機である。10月09日には記念式典と内覧会が催された。展示室はこじんまりとしたスペースながら照明や展示への気配り、和田章東工大名誉教授の一方ならぬご助力を得ての最新免震構造。ミュージアムを名乗るだけに、一般的な寺院系宝物館とは一線を画した素晴らしい設備が整ったことを、誇らしく思う。展示内容の質が高い点は言うまでもない。今後教学・歴史・文化の発信基地としてより東大寺が活性化することを心より願ってやまない。

| 寺庭雑記 | 17:43 | - | - |
「東大寺・お水取り特別見学」
下記修二会関連記事となりますが,来年2月の修二会に合わせてNHK文化センター(名古屋教室)の主催で講義と見学会を企画しました.講師は私です.
講義日時:1月25日 名古屋教室
見学日時:3月7日〜8日一泊二日 
お問い合わせは NHK文化センター(名古屋)052-952-7330まで
リンク
| 寺庭雑記 | 17:02 | - | - |
修二会配役
12月16日は良弁忌.この日のみ開山堂の国宝良弁僧正像,法華堂の執金剛神像が公開されることはよく知られているが,寺院関係者にとっては同時に来年2月からの修二会(お水取り)の配役が発表される日としても重要である.当家住職は大導師に決定.11名の参籠衆(籠もりの僧)のうち,和上に次ぐ地位で喩えるならトップの和上が会長で大導師は社長?とかく実動・読経時間が多い大変な役割だ.例年,参籠衆の別火入り(修行の開始)は2月20日なのだが生まれて初めて参籠経験する若僧および初めて大導師になる古僧とも他に先駆けて5日早く籠もらねばならない.当家住職もこれに該当する.従って今年度の我が家は早めにお水取りモードだ.
| 寺庭雑記 | 14:45 | - | - |
ダライ・ラマ法王講演 at東大寺
 昨日はダライ・ラマ14世の法話(宗教関係者対象、午前)および講演(一般、午後)が行われた。度々渡印してはいるがかつて拝謁の機会がなく、有り難く法話を聴聞させて頂いた。平明な語り口で仏教の基本的概念が説かれてゆく。しかしそれらが(三毒、四聖諦といった)多くの仏教者にとって周知のテーゼでありながら実践の困難さを諸処で目の当たりにする今、信じがたいほど多くの憂悲苦難を背負い続けておられる法王が穏やかに語られる時、それらの言葉の重みと真理とが内なる感動を引き起こす。仏教は、長い歴史の中で「知る事」(「悟る事」ではない)の重要性が増してゆくが、やはり原点は「実践できてなんぼ」だ。と強く思う(自戒)。
 また個人的には「経典の意味も分からずに唱えている位なら歌でも歌っている方がいいよ」などとさらりと言い切られた茶目っ気あるお姿が法王のイメージ通りで印象深い。他にも、形式化された仏教への憂いがかすかなトーンで処々に盛られていたように思う。多くの参加者の耳に届きますように。そして法王がチベット民族のみならず仏教者の精神的礎として末長くご健在であられますように。 
| 寺庭雑記 | 02:27 | - | - |
東大寺大仏−天平の至宝−展
光明皇后遠忌法要に関連して東京国立博物館で「東大寺大仏―天平の至宝―」展も本日開幕し話題に事欠かない昨今。今回は誕生仏、月光菩薩のフィギュア製作が行われた。企画当初限定販売とのアイデアもあったようだが結局は量産方式に落ち着いた。国宝の誕生仏のあの何とも言えないあどけなさは残念ながらフィギュアでは再現しきれるものではないけれど、この様な仏像フィギュアが若い世代にもアニメ・ゲームキャラのフィギュア並みに浸透すれば精神的風土も違ってくるのではないだろうか…私の孫に渡す最初のフィギュアは是非これにしようと考えている.

月光       日光
(注:日光・月光菩薩が出品されているわけではありません)
| 寺庭雑記 | 00:22 | - | - |
光明皇后遠忌法要
今年度は光明皇后1250年遠忌に当たり法要期間の10月15日から17日にかけて多くのイベントが開催されます。それに先立ち7日に天皇皇后両陛下を大仏殿にてご奉迎しました。あいにく8月に転倒して膝を再度痛め、さらにインド調査で悪化したため杖をついての参列となりましたが、私の立ち姿をご覧になった皇后陛下が「大丈夫ですか?」といたわりのお声をかけて下さいました。私の想像を越えた暖かいお人柄に触れて感激.それはまさに慈悲につながる感覚で,あたかも初めて皇族以外から嫁がれて悲田院・施薬院等の建立に尽力された光明皇后の再現をみるかのようでした.有り難いことです.私へは「怪我の功名」との声しきり。
| 寺庭雑記 | 23:16 | - | - |
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