平岡三保子の情報ページ        Hiraoka Mihoko

ダライ・ラマ法王講演 at東大寺
 昨日はダライ・ラマ14世の法話(宗教関係者対象、午前)および講演(一般、午後)が行われた。度々渡印してはいるがかつて拝謁の機会がなく、有り難く法話を聴聞させて頂いた。平明な語り口で仏教の基本的概念が説かれてゆく。しかしそれらが(三毒、四聖諦といった)多くの仏教者にとって周知のテーゼでありながら実践の困難さを諸処で目の当たりにする今、信じがたいほど多くの憂悲苦難を背負い続けておられる法王が穏やかに語られる時、それらの言葉の重みと真理とが内なる感動を引き起こす。仏教は、長い歴史の中で「知る事」(「悟る事」ではない)の重要性が増してゆくが、やはり原点は「実践できてなんぼ」だ。と強く思う(自戒)。
 また個人的には「経典の意味も分からずに唱えている位なら歌でも歌っている方がいいよ」などとさらりと言い切られた茶目っ気あるお姿が法王のイメージ通りで印象深い。他にも、形式化された仏教への憂いがかすかなトーンで処々に盛られていたように思う。多くの参加者の耳に届きますように。そして法王がチベット民族のみならず仏教者の精神的礎として末長くご健在であられますように。 
| 寺庭雑記 | 02:27 | - | - |
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