平岡三保子の情報ページ        Hiraoka Mihoko

東大寺大仏−天平の至宝−展
光明皇后遠忌法要に関連して東京国立博物館で「東大寺大仏―天平の至宝―」展も本日開幕し話題に事欠かない昨今。今回は誕生仏、月光菩薩のフィギュア製作が行われた。企画当初限定販売とのアイデアもあったようだが結局は量産方式に落ち着いた。国宝の誕生仏のあの何とも言えないあどけなさは残念ながらフィギュアでは再現しきれるものではないけれど、この様な仏像フィギュアが若い世代にもアニメ・ゲームキャラのフィギュア並みに浸透すれば精神的風土も違ってくるのではないだろうか…私の孫に渡す最初のフィギュアは是非これにしようと考えている.

月光       日光
(注:日光・月光菩薩が出品されているわけではありません)
| 寺庭雑記 | 00:22 | - | - |
光明皇后遠忌法要
今年度は光明皇后1250年遠忌に当たり法要期間の10月15日から17日にかけて多くのイベントが開催されます。それに先立ち7日に天皇皇后両陛下を大仏殿にてご奉迎しました。あいにく8月に転倒して膝を再度痛め、さらにインド調査で悪化したため杖をついての参列となりましたが、私の立ち姿をご覧になった皇后陛下が「大丈夫ですか?」といたわりのお声をかけて下さいました。私の想像を越えた暖かいお人柄に触れて感激.それはまさに慈悲につながる感覚で,あたかも初めて皇族以外から嫁がれて悲田院・施薬院等の建立に尽力された光明皇后の再現をみるかのようでした.有り難いことです.私へは「怪我の功名」との声しきり。
| 寺庭雑記 | 23:16 | - | - |
2010年度秋学期講義
久々に講座案内を更新します.

月曜日   帝塚山大学(奈良)東洋の美術/東洋美術史特講
火曜日   花園大学(京都) アジア仏教文化論/インド仏教の美術
木金    愛知学院大学(名古屋)美術/仏教美術
第1土曜   名古屋NHK文化センター インドの寺院と美術
第2・4日曜  東方学院講座(上の坊)インド古典と美術
8月18〜20日 京都造形芸術大学通信教育学部スクーリング インド美術史
10月2日  「東洋の絵画・インド」筑紫野市文化講座
愛知県立芸術大学講義は前期で終了しました
| 教室案内 | 23:40 | - | - |
新刊案内:『インド仏教石窟寺院の成立と展開』(山喜房佛書林,2009年2月26日)
最後に投稿してから一年近くも経ってしまった.表題著書出版のため,本当に余裕のない一年であった.この10年間に遺跡調査をしながら書きためてきた,インドの前期仏教石窟に関する論文を中心にまとめた学位論文に手を加えたものである.幸い,2008年度の学術振興会出版助成金を受けることができたため出版の運びとなったのだが,それと引き替えに年度内出版というデッドラインを延長することができなくなった.締切にルーズな私としては大変きつい仕事であった.しかしこのような強制的な締切がなければ,ずるずると先延ばしをして一生涯出せずに終わっていたかもしれない.ぎりぎり2月末に上梓できた時の安堵は大きなものであった.同時に不勉強で至らない部分に対する遺憾な思いも多々残ったが,研究の更新はエンドレス.通過地点を確認する作業と割り切って諦めることにした.出版に際しては東大赤門前の山喜房佛書林の淺地社長が快く引き受けて下さったので,出版作業については全く問題なく,大船に乗った気分で済ますことができた.ちょうど50歳という節目に学位論文が出版されたことも印象深い出来事となった.
| 研究の周辺 | 00:00 | - | - |
「ラーマーヤナ」展
今春からNHK文化センター講座「インド神話の世界」で『ラーマーヤナ』を取り上げたため,関連書籍を読み始めた.絵画資料(中世ミニアチュール中心)を探すうち,ちょうどBritish Libraryにて「ラーマーヤナ展」を開催するとの情報を得た.オープニングの5月14日を待ってBLオンラインショップでカタログを注文した(ハードカバー1冊25£).メーワール派サヒブディンとその工房による美しい写本挿絵を多く収録した,待望の一冊である.会期は9月14日まで.残念ながら私個人は訪問できそうにない.ちなみに絵入りカードケースなどのミュージアムグッズを同梱注文したのだが正直,お粗末でがっかりした.
 その後さらにスイスのリートベルク美術館でも「ラーマとシーター展」を開催しているという情報が入った.ホームページを見ると,展示の仕方もなかなか凝っている.こちらは6月29日から9月28日.「ラーマーヤナ」の当たり年!?幸いこちらは学芸員に知人がいるためカタログを依頼した.今夏の渡航はインドでなくヨーロッパにすればよかったかな.とにかく教室ではホットな話題を提供できそうである.
| 研究の周辺 | 02:30 | - | - |
『インド仏教石窟寺院の成立と展開』
上記学位論文に対し、日本学術振興会より出版助成金の内定が下りた。嬉しくもあり、逆に是が非でも年度内出版せねばならないというプレッシャーでもある。山喜房佛書林から刊行予定。
| インドを読もう | 17:22 | - | - |
デカン高原インド美術を極める旅
Ankaitankai石窟Ankaitankai石窟付近
 
旅行社カイラスのインド遺跡ツアー講師を引き受けました。
2008年8/21(木)〜8/30(土)の10日間でデカンの遺跡を見学するコースを考えてみました。インド初心者向けとはいえませんが、インド造形芸術の奥行きの深さを楽しめる内容です。
(渡航先:バーダーミ、アイホーレ、パッタダカル、ゴア、ムンバイ)問い合わせは(株)カイラス へ。
  
http://kailash.jp
| インドへ行こう | 15:12 | - | - |
第12回(2008年度) 花園大学インド遺跡セミナー予定
恒例の花園大学インドセミナーの予定が決まりました。早いもので今年度で12回目です。2008年8/31(日)〜9/10(水)の11日間で、ガンジス河流域の仏蹟中心に見学します。例年通り他大学、一般参加も受け付けています。考え抜いた末、最適な時間配分ができましたv(^^)v(渡航先:ボードガヤー、ラージギル、ナーランダー、ヴァラナシ、サーンチー、アーグラー、マトゥラー、デリー)
| インドへ行こう | 15:33 | - | - |
「ガンダーラ美術とバーミヤン遺跡展」
 昨年末より静岡県立美術館で始められた上記特別展が3月で終わる.その充実した内容は,恩師である宮治昭館長自らがかなり直接的に手がけられ尽力された賜物である.今回は特に日本のコレクター所蔵品中心とあって,初見のものが豊富.阿含宗,真如苑などの宗教団体が質の良いものを数多く所蔵している点に目を見張らされた.カタログにはバーミヤンの遺跡配置図,平面図,描き起こし図,遺跡保存事業報告も含まれ,資料的価値が非常に高いものとなっている.ちょうど海外研究者への手みやげにも効果的だと考え,10冊も買い占めてしまった.
 最初に展観したのは12/27のオープニングの記念式典日であったが,予想以上に招待客が多く,名大宮治門下の顔ぶれも揃っていたため,この日は見るよりもむしろ来場者と喋っている時間の方が長かった気がする.音楽デザイン担当のタケカワユキヒデ氏も来賓として会場におられたが,ミーハーぶりを露呈するのもいかがなものかと逡巡するうちサインを貰いそびれてしまった.彼が手がけた民族音楽系BGMは品良く抑制が効いていて,大いに好感が持てた.宮治先生は取材と接待で声を嗄らしておられた.本当にご苦労さまでした.
 2度目は2/3,名古屋から「葵美術グループ」の会員の方々を御案内してのこと.ちょうどこの日にイベントの一環として「ガンダーラ 天上の音律」と題するジミー宮下さんのサントゥール(百弦琴)コンサートをアレンジさせて頂いたので(ついでにMCもちょっぴり),こちらの鑑賞が中心となった.ジミーさんの演奏は素晴らしく,いつ聴いても心を高揚させてくれる.行きのバス内では美術館に近づいたのも気づかずに夢中で話(一応講義と銘打って)をしており,喋る方も音楽鑑賞の方もノリノリであった.葵の会の皆さん,お疲れ様でした.
 3度目はようやく調査として訪れた.これは閉展間もない頃.三ヶ月の展観期間中にかなりの入場者数を記録したもよう.おめでとうございます!静岡県美の学芸課長E氏は学部以来の友人で,調査後焼酎と共に久しぶりに歓談できた.

 この美術展は4月からは福岡アジア美術館で(4/10〜5/18),5月末からは福井市美術館で(5/28〜7/6)回覧される.静岡で見そびれた方は是非,この機会にご覧いただきたい.

 ところで静岡県美では宮治先生の調査手帳を公開していて一部で(特に女性研究者の間で)話題になっていたが,あの手帳も福岡・福井を回るのだろうか.私としてもインド調査に随行させて頂く度に目にしてきた,愛着のある「傑作」である.


 サントゥール演奏家 ジミー宮下さんのHPはコチラから
| 研究の周辺 | 03:00 | - | - |
『汎アジアの仏教美術』
2006年度に名古屋大学を退官された恩師宮治昭先生の献呈論文集である。
 私を含め、先生より学恩を賜った18名の研究者が共同執筆したもので,宮治先生からも序言を賜った。インド、中国、東南アジア、中央アジア、チベット、日本と多岐にわたる地域の仏教美術に関する研究論文が収録されており、先生の名大における20年にわたる研究成果の広がりをみる思いがする。

 中央公論美術出版より、定価15750円で好評発売中。
            A5版、本文500頁、挿図245点
| インドを読もう | 20:08 | - | - |
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